家に入って落ち着いた。



正吾はスーツをハンガーにかけてネクタイをゆるめた。




やっぱりネクタイ外す瞬間かっこいいな―




そんなことを考えていると正吾が横に座った。




『メール返せなくてごめんね。』




「うん?あぁ―」



『今日なんかあった?



遅れて行ったのそんなに悪かったかな?』





「いや…違うねん…」




『なんかあるんだったら言って欲しいな……』