私は心の中で何か先生に聞いて欲しいものがあったのかもしれない。



しばらく沈黙が続いた後、




「チャーハンと餃子になります。」




と店員さんが持ってきた。




すると、さっきの表情はどこかにいき、




「おっ!来た!!ほら、お前も食べろ。」



と笑顔で言ってきた。



私はその笑顔にまたやられた。



その時の味は今でも忘れられないものになった。



でも結局何も話さないまま、ラーメン屋をあとにした。