「カラオケ一緒に行くの初めてだね!」



「ていうか遊ぶのも初めてじゃん!!」




「ほんとだーそんなきがまったくしないね!!」




私は毎日先生に呼ばれたり、補習が入っていたりして、一緒に帰るのも初めてだった。




ありさに連れられてきたカラオケは正吾のいる塾の近くだった。



私がそこに目を向けていると、



「そういえば、綾の好きな人の詳しい話聞いてないや・・・。」