私は今悩んでいることを忘れたくて、





「ねぇ…抱いて…?」




「はい~!?」




正吾のリアクションを見ていわなければよかったと後悔した。




「綾ちゃんいきなりどうしたん?」




本当にびっくりしたようだった。




確かに今まで何度かそういうことをしようとしたことがあったが、途中で私が怖くなってやめていた。




「だめ?」




私が少し甘えた声を出すと、




「嬉しいけど、えぇんか?」




「うん…。」





そういうとお姫様抱っこをしてベッドに運んだ。