先輩についていくと屋上に着いた。



「遅いよ~智・・・抜けるの大変なんだよ?」



「ごめんね。恵~機嫌直して?」



そういって先輩が先生を抱きしめているのを見てしまった。




「えっ・・・なんで・・・・・・・」



今にも泣きそうにありさが言った。



「ど・・・どうして・・・・」



私は驚きと悲しみと安心とが入り混じった気持ちだった。



安心したなんてばかだよね・・・・。