「どうでした?」

「…ダメだった。」

澪さんは小説家を目指している。

様々なコンテストや出版社に応募しているが、まだ賞をとったり出版が決まったりしたことがない。

「また次がありますよ。」

「そうね。ねえ泉くん、ちょっとお茶しない?昨日佐々木さんにお菓子いただいたの。」

「あ、いただきます。」

「じゃあとってくるわね。」

澪さんは下に行った。