一通り見て回り、少し疲れたので休憩がてらカフェに入った。 「りーちゃん、すごく楽しかった!」 「俺も楽しかったよ。」 花ちゃんは利一さんと俺の顔をじっくり見た。 「私、もう大丈夫だよ。お母さんいなくても、りーちゃんといっくんがいてくれたら大丈夫。」 利一さんは困った顔になった。 「花、大丈夫じゃないときに大丈夫って言わんでもいいんよ?」 「ほんとに大丈夫だもん。」 「そうか。」 花ちゃんは少しむくれている。