「利一さん。…花ちゃんご飯いらないみたいです。」 「…そうか。」 「…利一さん、このままだと…花ちゃん死んじゃう…」 涙が溢れてきた。 いつも笑顔で俺に元気をくれた花ちゃんが弱っている。 俺は何もできない。 「…そうやな。そろそろまずいな。」 利一さんは立ち上がり、花ちゃんの部屋に向かう。 俺もついていった。