2時間くらいして着いた。

「おばあちゃんに会えるー!」

「花、そっちやない、こっち。あと病院では静かに。走らない。」

「はーい。」

たどり着いた病室には『高岡梅』と書いてある。

「ここ?」

「そう。」

扉をノックして入った。

「あら、花、久しぶりね。」

「おばあちゃん!」

穏やかそうなおばあさんだ。