瑠璃は結局家に帰った。 「ただいまー。」 しかし誰もいない。 両親は離婚し、瑠璃は母親についてきた。 この家は母親の実家。おじいちゃんは亡くなっており、おばあちゃんは老人ホームに入っていて、お母さんはこの時間仕事。 「ひまー…」 瑠璃は本当はここに来たくなかった。 向こうの友達と離れるのも嫌だし 田舎暮らしも嫌だ。 それでも親権は母親にあったためついてきた。