「ほんと信じらんない!」

瑠璃は一気に不機嫌になった。

「瑠璃ちゃん、あの子らも悪気があったわけじゃないんよ。」

「わかってる。だから質が悪いのよ。田舎者は虫見せれば喜ぶと思ってるでしょ。」

「いや思ってないけど…。」

「とにかく!虫とか自然とか私は大嫌いなの!」

瑠璃はふてくされた。