「るりちゃーん!」

花と優奈が4年生の教室に入ってきた。

「何?」

「ほら、これ見て!でっかいの見つけたんよ!」

花の手には大きなカブトムシ。

「あ、」

「きゃああぁあぁあ!」

瑠璃は悲鳴を上げてひっくり返った。

「瑠璃ちゃん!?大丈夫!?」

「やめてよ!虫嫌いなの!」

「え!?ごめんね!」

「あっち行って!」

花と優奈はしょんぼりしながら教室を出た。