翌日も瑠璃はみんなの輪に入ろうとしなかった。

楓は瑠璃に付いてそばにいた。

「楓!そんなやつほっといてドッジボールしょうや!」

「んー、私ここにおるわ。」

「ふーん。」

男子たちは外に遊びに行った。

瑠璃が口を開く。

「いいよ、外遊びに行っても。私一人で平気だし。」

「ううん。瑠璃ちゃんと仲良くなりたいもん。」

「…あっそ。」