お茶を入れて店に向かった。 「どうぞ。」 「ありがとうございます。」 椅子を引っ張ってきて座る。 「美姫さん朝から働きっぱなしですけど大丈夫ですか?」 「え、ああ、はい!居候の身だし働かないと!」 「居候って…」 「泉くんは本よく読むんですか?」 「昔は読まなかったけど、ここで店番するようになってからは結構。」 「そうですか。私は全然読まないんですよねー。」 美姫さんは店の本を眺める。