「今日は楽しかった♪ありがとう!!」

家の前で私は新に笑顔を向けた。



「おぉっ。俺も楽しかった!サンキュ―な!!」



「ううん。またデ―トしてくれる?」

「あたりめぇだろ。・・・付き合ってんだから///」



小さな声でボソっというと新は赤くなった。

あの新が赤くなってるしかわいい!!



「あんま見んなよ。」

「くすっ。」

「笑ってんじゃねぇよ。」

「だって。くす。あの新が。あはは」

「うっせぇよ!!じゃあな。てか家ん中は入れ」

「うん♪」

そう言うと彼は帰り道を歩き始めた。




新の後姿を少し見つめていた。すると、彼は突然振り向くと私のとこまで戻って来ると。


『ちゅっ』とした。


そして「忘れモン」と言いにっこり笑った。