保健室の扉をガラッと開けると、保健室の先生がこちらを振り向き、ニコッと微笑む

常連の私は、微笑みを返し、いつもの席へと座る


サッカーグラウンドが見える保健室の中にある一つの窓

ちょうどそこには、長いテーブルとイスが数席置いてある

その左から2番目の席に私はいつも座る

私にとって大切な席。

そして、とっても苦しい席。



握りしめていた手紙を私はそっと開いた

そこには、いかにも男の子って感じの綺麗とは言えない字が並んでいた


彼は、三好大くんというらしい