ありがとう。...バイバイ。


私はそう伝えると、ゆっくりと歩き始める

熱い視線を感じたが、振り返るわけにはいかない

私から手放した幸せ。


要くん。幸せになってね




私は、学校に戻ることなく家へ帰り、おばあちゃんに転校をしたいと告げた

おばあちゃんは、びっくりした顔を一瞬見せたが、すぐにいつもの穏やかな顔に戻り、了承してくれた

何も理由を聞かずに...