「どうかしたの?」

でも、彼女はまるで俺の声が届いていないかのように、ずっと海を眺めている

そんな不思議な魅力を持った彼女にもっと近づこうとした時、近くの学校のチャイムが鳴る

ハッとなって時計を見ると、もう遅刻同然の時間

俺が、もう一度彼女の方に目をやると、彼女はもうそこにはいなかった



もう一度、会えるかな...



俺は、そんなことを思いながら、学校へと走った