「なんでお前と下山しなきゃいけないんだよ!」
「それはこっちのセリフだよ!」
私たちは険悪モード。
はるちゃんたちひどいよ
私をおいてくなんて!
てか優大、下りるスピード早いし。
「ねぇ、早いからもうちょっとゆっくり!!」
「はぁ?これくらいふつうだろ?」
か弱い私にはキツイんだよ~
「お願いだから~!!」
「ったく、しょうがないなぁ‥‥」
そう言いながらスピードをゆるめてくれた。
なんだ、少しは優しいとこあるじゃん
途中、優大からたくさんの数学の問題が出された
もちろん、ぜんぜんできなかった
雑談をして楽しんでいた時だった
「きゃっ‥‥」
コケました(笑)
「いったー‥」
特にけがはしてなかった
よかった‥‥って優大爆笑してるしっ!
なんか恥ずかしい‥‥
「やべー//ウケたっ」
「笑わなくったっていいじゃん!!」
もう、優大のバカっ
でも、またコケそう‥‥
すると、優大が私の前に手を出した
「ん‥またバカみたいにコケるといけないから‥‥」
////ヤバい、嬉しい‥
「ほら、行くぞ!」
そう言って私の手を取った。
えっ?えっ!?
私、優大と手つないでる!?
誰もいないからいいけど
誰かいたらちょー恥ずかしいよ!