あぁ‥‥ついに登山の日になってしまった
玲那は今、電車の中にいます。
登山を登るところまでは電車なんだって。
早くも電車で苦戦中のさあやちゃんがうずくまってるよ(苦笑)
ナルがさあやちゃんの背中をさすってあげてる
優しいなぁ
それに比べて‥‥
「乗り物酔いとかダッセぇ」
優大、ナルを見習え!!
「大丈夫か」の一言もないのかよ!?
「最悪な男‥‥」
ボソっとつぶやいてしまった
「なんか言ったか!トリっ」
優大おちょくるの楽しい‥‥
ヤバい‥‥何かに目覚めてしまったかも(笑)

‥‥下山

「あ~もう疲れた!!なんで歩かんといかんの!?行きの電車はどおした!?行きの電車わ!?」
思いっきり叫んじゃったよ
やまびこみたいに私の声が返ってくる。
「れっさんよく叫ぶ元気あるね~」
と、はるちゃん
「まぁ、元気な証拠だろ」
と、すっちゃん
「だって化け物だもんな♪」
と、優大‥‥ってちがうやろー!!
「アンタ、女子に言っていいことと悪いことがあるよ!」
「えっ?女子だったん?」
‥‥‥ムカつくー!!!
「優大、お前死刑だ」
すっちゃんナイスフォロー。
「うそです!冗談です!!」
優大、あわてて謝罪。
許すか!!
電車のときもだけど
勉強面では頭いいけど生活面ではぜんぜんダメだな
いろんな人見て学習しろっ!!
すると、いきなりすっちゃんが
「優大、罰としてれっさんと二人でおりてこい!!けがさせるな、れっさんを置いてくな、わかったか!?」
え!?
「なんでこいつとおりんといかんね!!」
「わかった??」
「はいっ」
さすがに優大でもすっちゃんには逆らえないよね(笑)
「じゃあ二人で仲良くな★」
「がんばってねー」
はるちゃんたち~置いてかないでよ~(泣)