沙弥ちゃんもあたしと同じことを考えていたのか、あたしがこわばった理由を龍くんに告げる。



「りゅ、龍…。も、萌愛ちゃんが…ずっとこっち見てるんだけど…っ」


「あ?」


ふっと萌愛の席を見た、龍くんの険しい顔もいつのまにか、あたしと同じでこわばっている。