本当に、好きあってるんだな、コイツら…。


いいな、いいな…。


もう、俺は必要ないだろ。今の2人なら大丈夫。


邪魔者はさっさと退散するべし、だな。気づかれないうちに退散すっかな。邪魔者は、な。


「あっ!龍!」


簡単に気づかれたな、おい…。


「ありがとね!ずっと、好きだった。天憂は、あたしが幸せにすっからね!」


「龍、ムカついたけどサンキューな!沙弥は俺が幸せにしてやる!お前の分まで!頑張れよ!」


「おぅ!上等だ!」