大学の門を括るとそこには沢山の人のお客さんやスタッフさんがいた。
「「ようこそ!!!!オープンキャンパスにお招き頂きありがとうございます!!」」
お客様である私を見て大学生のスタッフさんと思われる人が声を掛けてきた。
そこにはピンクの服やブルーの服やイエローの服の人が何人もいた。
すると私を見てスタッフとみられるイエローの服を着た女性が声を掛けてきた。
「何処から来たのですか??」
「あ、×××から来ました。それに私、今浪人してて本当は今年19歳なんです」
特に年齢も隠す事も気にせず本当の年齢を打ち明けた。
「そうなんですか!!じゃあ私と同い年ですね!!」
へぇーこの人同い年なんだ。
今に至る大学一年生は私と同い年である。
その現実を知っていたが、目の前で言われると多少胸が痛んだ。
ーー…私は浪人生。
気にしてはいなかったが、心の何処かで気にしたかも知れない。
浪人仲間出来たら良いなとふと思っていた。
誰かいるかなー??と多少興味を持った。
まさかこの時、同じ浪人仲間と出逢うなんて思いもしなかった。
スタッフの女性と話し終わった後、受付しなくてはならなくて受付の中へと向かった。