・・・・・・あたし達のせいだとしても。

あたし達が悪いとしても。

それに梨香ちゃんは気づいていた。

それでも、笑顔で。いつも笑顔で。

あたし達に微笑んで・・・・・・

最後の最後まで・・・・・・・

何にも無いように微笑んで消えてしまった。

それには、みんなも気づいているようで・・・・・・

ずーっと手紙のあった場所を見つめる。

みんなの目は、涙でもなくて、怒りでもなくて、“優しい瞳”をしていた。