校長先生が名前を呼び、1人の卒業生が前に進む。
そして、ステージの上に立って、こっちに振り向いたとき・・・・・
その顔は、あの女の子の顔に変わっていた。
そして、その一瞬のうちに卒業生の体から血吹雪が降っていた。
誰もが固まる。
そんな中、体育館に響く笑い声。
未だに吹き出す血。その血の一滴一滴がゆっくりとステージ上を染めあげていく。
本当なら嬉しくて悲しい卒業式が、
“嬉しい”の抜けた悲しい卒業式になった瞬間。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…