「すまん。忘れてないよ。
お母ちゃんそんな事をお前に言ってたのか?
自分で出れるだろう?」
「出れるけど、お父ちゃんが合図するって言ってたじゃないか。」
「俺も今やっと出たんだから仕方ないだろう。
ところでお母ちゃんは、本当にそんな事を言ったのか?」
「足も臭かったって言ってたよ。」
「え!?どの足かな」
火星人と名乗るタコの化け物は、沢山ある足を見て悲しげな顔をしたような気がした。
何となくしか表情は分からないが悲しげに見えた。
しばらくするとさっきと同じようにして小さい火星人タコが出てきた。