「すまんなぁ。後でシャワーを貸してくれよ。
あまり熱いのはやだからな。
肌が弱いんだよ。」
丸い物体は、紐のような太いロープなような物を器用に動かすとテーブルのうえに立ち上がる格好になった。
「タコみたいだ!」
僕は思わず叫んだ。
大きなタコが立ち上がった感じだった。
「失礼な。俺は、火星人だよ。」
丸い物体の左右が開きかなり離れた緑色々の目のような物が現れた。
「まぁ顔は中の下だな。」
失礼な事を言ったが無視した。
なるほど、確かに昔の漫画や映画に出て来そうな火星人だった。
『お父ちゃん俺を忘れてるだろう!そういう所がお母ちゃんが嫌いだった所だよ。』
銀色の物体から高い声が聞こえた。