親火星人は、頭を何度も下げた。



息子火星人も真似をして頭を下げた。



僕は、自分が悪い人間のような気がした。



「分かったよ。俺だって余裕ないけど、まぁしばらくなら居ていいよ。」



僕がそう答えると親火星人が、何本物の足の一本を器用に使いテーブルの上の煙草にライターで火を点けフゥ~と一服した。



「おい!そりゃ俺の煙草だし反省したんじゃないのか?」



「あ!すんません。
だけど、ほっとした時ってつい煙草を吸いたくなりませんか?

後は、携帯電話で話してる時とかつい煙草を吸ってしまったり、後は、禁煙するぞって思ってて朝起きて何気なく煙草に手が伸びるってのは、定番ですね。」



「なんで火星人から煙草あるあるを聞かないといけないんだ!」