仕方なく、僕は棚から食べかけのポテトチップを出してやった。



やはり息子も沢山の足を器用に使ってポテトチップスを食べた。



「ちぇ!湿気てるよ。」



文句を言いながらも全部食べた。



「ところでお母ちゃんは、どの足が臭かったって言ったんだ。」



まだこだわってるようで何本もの足を一本、一本顔の所に持って来てチェックをしていた。



「まぁ仕方ない。俺も腹減ったよ。

冷蔵庫に何も無いじゃないか。

今日は、卵かけご飯で我慢するか。」



そう言うと親の火星人は、冷蔵庫を勝手に開け卵を取り出し、棚から茶碗と箸を出しご飯を山盛りに盛ると醤油と卵で、ご飯を食べ始めた。