すごく、ドキドキ。

一定のテンポで鼓動を打つ私の左胸。


「ふぅ・・・」


仁と、一つになるんだ・・・。



シャワーを済ませて、お風呂場からでる。


リビングへ向かうと、そこにはテレビを見ながら今にも寝てしまいそうな仁がいた。

「仁?」


声をかけると、仁がこっちを向く。

「・・・ん。」


すぐに目を逸らされたけど、仁だって緊張してるんだよね。

「こっち、こいよ・・・」


仁がいるソファーへ向かう。

隣に座って、少しだけ黙り込む私たち。


仁がテレビを消して、私の方を向く。

「・・・あのさ、もっかい聞くけど・・・いいんだよな?」

「心配し過ぎ、だよ・・・。」


「・・・そりゃ、するだろ。大事な、彼女なんだし・・・。」


「・・・大丈夫。」

「・・・そっか。」


そして、仁が優しくキスをしてくれた。

そっと触れる唇。


仁が顔を離して私を見る。

恥ずかしくて、すぐに目を逸らそうとしたときまた仁がキスをしてきた。

「んっ・・・」


今度は触れるだけのキスだけじゃなくて、大人のキス。

私はただ、仁に抱きつくことしかできなかった。


仁のジャージをギュッと握って仁に任せてた。


すると、私の体がフワッと宙に浮いた。

「キャッ」


「・・・寝室行くか。」

「・・・うんっ」