お風呂から上がると、おいしそうなご飯が待っていた。


そのご飯もペロリとたいらげて、歯磨きをして部屋へ向かった。

「お姉ちゃん!」

「真咲。」


「さっき、ケータイ光ってたよ?」

「あ、ほんと?ありがと。」


そういえば、ソファーに置きっぱなしだったかな。

真咲がケータイを持って来てくれた。


確かにそのケータイはメールを受信したことを知らせるランプがピカピカ光っていた。

ベッドにダイブしてケータイを開く。


それは仁からのメール。



From.仁
今日はお疲れさま。無事に帰れたか?やっと甲子園に行ける!すげー楽しみで、真里亜にメールしたくなった。もう寝たかもな。起こしたらごめーん。


「ごめーん、って。謝る気ないんだろうな。」


そこでメールは終わりなのかと思ったけど、下には余白があった。

その余白を下におくっていくと、また文章があった。



―――甲子園、俺頑張るから。しっかり応援してくれよな。んじゃ、おやすみ。



女の子みたいなメール。


凝ったことしますね、この人。

言われなくても応援しますよ。



仁のメールに返信をして、私も眠りについた。


明日からも、一生懸命頑張らなきゃ。


その日はぐっすり眠れた。

夢の中で、甲子園でみんなが汗を流しながら楽しんで試合をしてるところをみました。


正夢にならないかなぁ・・・。




To.仁
また一歩前に進めたね。夢が叶ったら、また夢を考えなきゃ。また仁の夢が決まったら教えてね。じゃぁ、また明日!