翌朝、わたしは目覚めると、パジャマから制服に着替えた。


おっぱいが張って、ブラジャーがきつく感じる。


鏡の前に座り、髪をとかしながら、わたしはため息をついた。




今日こそ、かっちゃんに話さなければならない・・・。


事実を伝えたら、かっちゃんはどんな顔をするだろう・・・。


もしかしたら・・・、かっちゃんはわたしの気持ちを分かってくれるんじゃないだろうか・・・。


産みたいっていう気持ちを、分かってくれるんじゃないだろうか・・・。




「おうっ、美里!」


学校の校門のそばまでやってきたとき、後ろからかっちゃんがわたしの肩にふれた。


わたしは振り返った。



「かっちゃん、おはよう。」


わたしはなるべく普段通りをよそおって言った。