「お前、気に入ったわ。トイレ女。」



「っは!?・・・ってかキャラが違・・う?」



「あ、うん。そう、俺、いわゆる猫被りちゃん。」



「えっ・・・!!ってかトイレ!!教えて!!」



「あ、そこ。」





横。



90度向いたらすぐそこ。



5mもありません。





「近っ・・・・って行ってくる!!」





カシャーンッ





「ん?これ・・・トイレ女のか?」





そこには、空のケータイが。



綺麗にデコられたケータイ。



少ないメモリ。



「トイレ女・・・ふ~ん。河野空っていうんだ。」




ガチャッ



「ふ~・・・ってケータイ!ちょ、あんたケータイ返せ!」



「え、空ちゃんてもしかして、ミント・・・なわけ?」



「は、ミント?」



「え、一匹狼。」



「え、何で?」



「メモリ少ないから。」



「ちょっ!見た?」



「見ちゃった 笑」



「・・・////」







陽はずるい。



その可愛い笑顔でいろんな女の子おとして。



電波と画像しか伝わらないのに。



何も言えなくなっちゃうよ。