家に帰って、何も考えたくなくて、テレビをつけた。



いつもは、見ないテレビ。



そこには、人気ユニット、「AICE(アイス)」が。



別に好きなわけでもない。



でも、ここ最近よく見る。





「えー、埼玉県B市陽くんLOVEさんからの、お便りです。」



「また、陽かよ~!!」




「陽くんは、どんなタイプの女の子が好きですか?」





見入ってた。



男なんか興味もないあたしが。



゛陽゛に。





「う~ん・・・、あっ!!」



「お、何か思いつきました?」



「えっと、ミントみたいな子が好きですっ!!」



「・・・・・は?」



「チョコミントって、アイスあるじゃないですか、チョコは単品でも人気ものでしょ?」



「あ~、始まった。陽の世界。」



「ミント、って、チョコミントじゃないとあんまり食べられないじゃないですか。」



「・・・確かに。」



「そんな、一人でも平気な子とか、一緒にいて楽しい子がいいですね。」



「じゃあ、陽くんは、チョコですね?」



「う~ん、まぁそういうことになりますねっ!」





キャーッ





会場から黄色い声。



゛陽゛ってのは、可愛い系のキャラなんだろう。