3分後



「着いたよ!ほら、行って来な!」



「お姉ちゃんありがとう!」



「うん!」



「あ、あのね、か・・」



「大丈夫!可愛い!空元々顔可愛いんだから!」



「っ・・////」



「あーっ!11時!ほら、行って来て!」



「うんっ♪」







待ち合わせ場所には、幸い陽はいなかった。



ただ、似てる人がいた。







プルルル



「え、あ、はい!空です!」



《・・・お前今何時だと思ってんの?》



「え、11時。」



《11時5分だっつーの!》



「・・細かっ 笑」



《俺にとっては致命的だって》



「え、てかどこいんの?」



《お前の後ろにいる》



「きゃーっ!!」







後ろを振り向けば、



予告通り陽の姿が。







「おま、何でビビってんだよ。」



「だってーっ。うし、後ろにいたんだもっ・・」



「ってか、遅刻したん俺だけどね 笑」



「あ、そーなの!?ひっでー。」



「ジュース奢るから許してけろ。」



「誰だよっ。」







10分後



「・・・何で映画館・・?」



「空分かってねーなー。良い映画があんだよ。」