「ふあぁ~・・・」







昨日は、遊んで。



帰って来た時間は、夜の11時。



お風呂も入らないまま、ベットに直行。



姉は、日ごろの疲れも一気に出たのか、起きる気配は一向になし。







チャラッチャーン








アラームの音。



どうやら、目覚しのアラームではない。



慌ててケータイを見た。



画面上には、



「デート 約束時間 11時。」



と、表示されていた。



只今、10時49分。







「でっ、デートぉ!?」



「ええっ!」



「び、びっくりしたー!おはよ、お姉ちゃん」



「あっ、あたしもビックリしたよ 笑」



「あ、ごめん。」



「デート?行くんだ~♪」







バレた。



姉にバレると大変なことになる。



しかも、時間がない。







「いや、勘違いだった。ちょ、ちょっと、行って来るね。」