それから、俊也は微笑んだ。







この時、太陽の光がマリーゴールドに反射して、俊也の眼を黄金に変えた。




初めて、俊也の中の闇が消えた。








「お前は、愛されてるよ。


王からも。きっと、お前の母さんからも。」





その時の俊也の笑顔は、とろけそうなぐらい優しい笑顔で。




彼女は顔を赤くした。




「どうしてですか!?


あと、花輪返してくださいっ」





彼女が立ち上がると、俊也は花輪を後ろで隠した。



何か細工をしているようだ。







俊也は笑ってごまかす。



「返してくださっ・・・!」












その時。