春樹さんからカップを受け取った私は隣に腰を下ろし、コーヒーを一口飲んでため息混じりで呟いた。




「お母さんによろしくお願いしますって頼まれちゃったな。彩のこと」



そう話す春樹さんの横顔は何だか嬉しそうだ。



「まさかお母さんがあんなこと言うなんて知らなかったから、私もちょっとびっくりしちゃいました///」




あれって…お母さん、春樹さんのこと認めてくれたって事だよね////


以前から春樹さんの事は度々話していたが、
実際面と向かってあんな事を言われると恥ずかしいような、くすぐったい。