春樹さんぐらいのレベルなら、
もっと綺麗でスタイルのいい女性が似合うはずなのに…。


「他の誰かじゃダメなんだ。俺は彩が欲しい」



まるでドラマのワンシーンのよう。

真っ直ぐな瞳で見つめられたままストレート過ぎる言葉が胸を熱くさせる。



若干驚いたけど素直に嬉しかった。

いろんな事に悩んだ数ヶ月間だったけど、
春樹さんを好きな気持ちだけは確かなものだった。




俯きながら嬉し泣きする私を優しく抱きしめてくれた。


小さな私の身体はすっぽり春樹さんの身体に収まって、
そのまま…。