違うよ?
 捨てられたんじゃない…


未希にぃと瑠希にぃはそんなことしない

絶対に。



「いつもいつも同じことばっか!
寂しいだけなんでしょ?だからそうやって
強がってそんな事言えるんでしょ?
今のお母さんは私の知ってるお母さんじゃない!!」



「////っ!」



ハァハァ・・・ 


私の中で秘めてた思いが
一瞬にして溢れた


「未希にぃと瑠希にぃが何のために
お父さんを探しに行ったのか忘れたの?
全部家族のためでしょ?この6年間
連絡もとれなかったのに、不安になったり
しなかったでしょ?あの男も寂しさ埋めるた
めの人なんで―――――――」

「あんたに何がわかるのよ!!!」

「分かるよ!辛かったのはお母さんだけ
じゃないんだから!自分だけだなんて思わないでよ!」