うずくまって座りこんでるお母さんに
瑠希にぃが話しかけた



「オカン、どうしたん?」

そしたらやっとお母さんが顔を上げた


「う、うぅ瑠希やぁ」

お母さんは声をあげて泣いた


次に未希にぃがお母さんに聞いた

「泣いてちゃわかんねぇよ。てか親父もぅ仕事行ったのか?」
「あぁ確かに。親父がこんなに早く会社行くなんて出世でもしたか?」

瑠希にぃが何気なく言った言葉にお母さんが
体を震わせた―――――――――――





「・・・うの」

「「あ?」」

未希にぃと瑠希にぃの声が重なった


「ちが、うの…」


ちがう?