うん、そうそう。


あたしは無理やり自分の心を奮い立たせた。


無理無理!!


五十嵐くんなんて、諦めるのが、一番いいよ。


男の子のことなんて、忘れちゃうのが、一番いいよ。


そうだっ!


五十嵐くんに借りた制服も、あたしの気持ちを伝えるためのドレスも、すぐに……宅急便で返しちゃおう!!


学校に着いたら、のんちゃんに住所を聞かなくちゃ。