「なるほど~。
キミが心優ちゃんね。
煌が言った通り、かわいいじゃん♪♪♪」


チャラっとした、少し高めの声が響いた。


「……え?」


……なに?
……誰!?


名前を呼ばれたことで、顔を少しだけ上にあげると……。


「オレ、天池陽翔(あまいけ はると)」


そこには、赤色の髪を派手に遊ばせた……見るからに遊んでそうな、チャラい男の子が立っていた。