どうしよ……あたし……。


やっぱり……五十嵐くんのこと……好き……みたい。


だって、今、こうして腕を掴まれてるだけで、ドキドキするし。


甘い瞳も、冷たい声も……。


どっちも胸がキュンとするし……。


むしろ……そのギャップというか……。


使い分けに……ハマッてしまう。


こんなんじゃ……諦めるなんてこと……できないよ……。


切なくて、悲しくて、女子達の悲鳴の続く中、しゅんと肩を落とすと……。