あんなに力強かった

ジョアンヌの抵抗が



ふっと
軽くなる。




みんなが

安堵の表情を浮かべた…




その時、



ジョアンヌの体は




微かに


息をしているだけの


状態であることに


飼い主が気がつく。





慌てふためく人々。


泣き叫び助けを求める
飼い主。





その後ろで





おじさんが




息を切らして





ドアを開ける音がした。