新しい清掃員が

やってきた。


若い男の清掃員だった。


黙って仕事はするものの、

あまり丁寧な仕事では
無かった。



若い清掃員は
ジョアンヌを見ると、



とても気に入って、



毎日写真を
撮る事にした。




「ジョアンヌー。こっち向いてー。」




清掃員が話しかける。




窓枠に立ち


外を向いたまま


全く動かない


ジョアンヌがいた。




シャッターを

押す。




ジョアンヌの羽は



太陽を反射し、



キラキラと



輝いていた。