「あ……青!?」 櫂がこちらに気づいた。 「後ろから来てんのに気づけバカ!」 やられるだろ! 「お前、家にいろっていっただろ! なんで来た!」 なんでって聞かれても……。 決まってる。 「こんな楽しいこと、来ないほうがバカなんだよ」 自分でも分かるくらい笑顔だった。 今は言い合ってる暇なんかない。 私も参戦してやる。 楽しい。 この感情以外、私の心になかった。