家に帰ってからも頭の中は空太のことでいっぱいに埋め尽くされていた。

何が起こっているのか分からない。


私は頭を抱えながら眠りについた。



朝。

私は早くに起きた。

重い体を引きずり、リビングへと向かった。

リビングにはお母さんが朝ごはんを作って待っていてくれた。

うん…。やっぱ朝に食べる卵焼きはおいしい。

少し、気が晴れたようだった。


今日も空太の家に行く。

鞄を片手に足を動かす。

家の前に立った私。

…昨日のこと聞いてみよう。

そう心に言い聞かせて前に進んだ。