一緒にいたい気持ちだけじゃダメなんだ。

それなりの実力と空太と並ぶくらいの勉強をしないと。

もう手遅れ。私は。


諦めかけた時。

君はこう言った。

「頑張ろう?」

小さくて弱弱しい声だったけど、ちゃんと聞こえた。

君は私と一緒に頑張ってくれるの?

応援してくれるの?

笑わないの?

私の気持ち…分かってるの?


「空太。ありがとう」

オレンジ色に染まる空太の顔。

同じく私もオレンジ色してるだろう。


笑うと君も笑う。

この時の笑顔は輝いていたよね。二人とも…。