彼と寝たのは
ほんの何回か・・・だ。

だから
断片的だが全部のシーンを
覚えてる。

愛があったかどうかなんて
わからない。

私達は感情が絡み合って
絡み合って・・・
絡まりあいすぎて
体はどうだってよかったんだ。

ほぐしても、ほぐしても
切ろうとしても、しても
どうしようもない位・・・

私達は離れられなかった。


だから、
どんなに悪いことだと思っても
周りに
『目を覚ませ!』
って、言われても
私は目を覚まさなかった。


このまま骨になってやるって
気持ち悪いけど思った。


そして、
その証拠に
私はすべてを失った気がした。